アメリカの
デルマー競馬場で行われたブ
リーダーズカップディスタフ(G1)を優勝した
マルシュロレーヌ(牝5、栗東・
矢作芳人厩舎)について、米大手競馬
メディア『Blood Horse』は現地時間7日、その血統を細かく紹介した。筆者はAlan Porter氏。
「日本にルーツを持つ血統」である
マルシュロレーヌ本馬の紹介に続いたのはまず、父の
オルフェーヴルと祖父の
ステイゴールドについて。
オルフェーヴルについては日本で数多くのGIを制したこと、フランスの
凱旋門賞では2年連続2着、特に2012年には3着馬に7馬身差をつけながら
ソレミアに敗れたこと、種牡馬としては他に
ラッキーライラック・
エポカドーロを送り出していることを紹介。
ステイゴールドについては、2001年
ドバイシーマクラシックで名馬
ファンタスティックライトを破り、さらにはG1の
香港ヴァーズも制したこと、種牡馬としては50頭以上のステークスウイナー(リステッド含む)を輩出していることなどを紹介した。
さらに牝系についても深く言及。堅実な繁殖牝馬として活躍する
ヴィートマルシェの母は、
桜花賞馬
キョウエイマーチ(
その父ダンシングブレーヴ)。その5代母は1953年の
天皇賞・秋を制した名牝クインナルビー。日本においてその牝系はクインナルビーの祖母、1930年に輸入された豪州産馬シユリリーまで遡り、
オグリキャップ・
オグリローマンの兄妹も同じファミリーに属することまでを紹介している。