9日、
川崎競馬場で行われた第21回
ローレル賞(2歳・牝・重賞・ダ1600m・1着賞金1200万円)は、2番手でレースを進めた
桑村真明騎手騎乗の4番人気
スティールルージュ(牝2、北海道・
角川秀樹厩舎)が、直線半ばで先頭に立ち、ゴール前で急追した3番人気
プラチナプライド(牝2、船橋・
佐藤裕太厩舎)をハナ差振り切って優勝した。勝ちタイムは1分44秒5(不良)。
【
桑村真明騎手】
「勝てて素直に嬉しいです」
(スムーズな競馬に見えましたが)
「スタートも上手に出てくれて、1〜2コーナーでちょっとハミを噛んでしまうところがあったんですけど、初めての左回りということで馬も少し戸惑って走っているような感じだったので、逆にそのため折り合いを付けられて道中運べたのが良かったと思います」
(遠征も、1600mの距離も初めてでしたが)
「すべてが初物づくしだったので、どういう競馬になるかちょっとわからなかったんですけど、結果を見れば本当に強い競馬をして勝てたので、本当に馬には感謝しかないですね」
(久々のコンビで、5月と今の
スティールルージュの違いは?)
「デビュー当時は結構カーッとなる馬で、折り合いを付けるのも難しそうな馬だったんですけど、今日はスムーズに折り合いを付けることができたので、その辺に成長を感じました。これからも活躍できる馬だと思います」
(ファンの皆さまにメッセージを)
「久しぶりにお客様に入場頂いての競馬で、南関東の重賞を久しぶりに勝つことができて本当に嬉しく思います。これからも遠征で、どこかで乗っていると思いますので、また応援よろしくお願いします」
【
角川秀樹調教師】
「本当に、素直に嬉しいですね。本当に課題ばっかりのレースだったと思うんですが、よく最後まで頑張ってくれたと思います」
(追い込んできた馬に詰め寄られましたが)
「目をつぶって祈りました。・・・いえ、見ました。(笑)」
(最後は勝利を確信されましたか)
「そうですね。どうにか凌いでくれたんじゃないかなと思いました」
(この馬のいいところを教えて下さい)
「持って生まれたスピードです。そのスピードを生かして自分のレース運びをできるところだと思います」
(次走などプランは)
「暮れの
東京2歳優駿牝馬。目標はそこになると思います」
(取材、撮影:高橋正和、編集:netkeiba.com)