14日に阪神競馬場で行われる
エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年も開催日割の変更に伴い阪神芝2200mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ディープインパクト産駒は[5-6-4-34]。代替開催された昨年の
エリザベス女王杯でも2着
サラキア、3着
ラヴズオンリーユーと2頭が好走。なお、データ集計期間内の重賞[1-1-2-15]で3着以内となった馬は、21年
京都記念1着
ラヴズオンリーユー、21年
宝塚記念3着
レイパパレといずれも牝馬に限られる。同産駒からは
アカイトリノムスメ、
ソフトフルート、
テルツェット、
デゼル、
ランブリングアレー、
レイパパレと6頭が出走予定。
ゴールドシップ産駒は[2-0-1-2]。好走例は未勝利、1勝クラス、2勝クラスと下級条件ではあるものの、代替開催された昨年の
エリザベス女王杯を
オルフェーヴル産駒が制していたことを踏まえると、
父ステイゴールド×母の
父メジロマックイーンと配合が共通する種牡馬であることは気に留めておきたい。同産駒からは
ウインキートスが出走を予定している。
スクリーンヒーロー産駒は[0-1-1-4]。データ集計期間外を含めても[0-2-2-7]と勝利例はないが、17年
宝塚記念で
ゴールドアクターが勝ち馬から3/4馬身差の2着と好走した実績を持つ。同産駒として出走を予定している
ウインマリリンは代替開催された昨年の
エリザベス女王杯で9人気4着と善戦していただけに、昨年以上の結果に期待したいところだろう。
キズナ産駒は[4-1-1-12]。牡馬[1-1-1-11]、牝馬[3-0-0-1]と牝馬の活躍が目立つ傾向は、上記
ディープインパクトとも通ずるものがある。通算でも3勝クラス以上のレースに牝馬の出走例はないため、
ディープインパクトの後継種牡馬として
エリザベス女王杯でどういった結果を残すのか大いに注目したい。同産駒からは
アカイイト、
シャムロックヒル、
ステラリアの3頭が出走予定。