「マイルCS・G1」(21日、阪神)
グランアレグリアが史上6頭目となる連覇を目指す。秋初戦の
天皇賞・秋は3着に敗れたが、マイルは9戦6勝(うちG1・4勝を含む重賞5勝)と実績は文句なし。現役最多のJRA・G1・5勝馬が格の違いを見せつける。
前走後は香港遠征のプランもあったが、レース後に痛みが見られた右前脚の蹄の状態や、歩様のケアを考慮して国内専念となった。藤沢和師は「前走は馬場が緩くて合わなかったが、距離も少し長かったようだね。それでも3着はキープした。これからは蹄の状態を見ながらになるが、しっかりと仕上げていきたい」と意気込みを語った。
Vなら古馬の芝マイルG1・4勝目&JRA芝マイル重賞は6勝目となり、いずれも
グレード制を導入した84年以降では単独トップに立つ。また、牝馬では史上6頭目となるJRA獲得賞金10億円を突破する。これがラストレースになる可能性もあるが、22年2月末で定年を迎える名伯楽に、きっちりと恩返しをする。
1週前追い切りは、美浦坂路で4F57秒8-13秒8(馬なり)。速い時計はなくとも、14日も同坂路で4F54秒1-13秒1をマーク。15-15を中心に緩めずに乗り込まれている。シャープな走りで硬さも一切なし。引き続き出来はいい。
提供:デイリースポーツ