「魁!海外馬券塾」(17日)
サウジカップは2020年、21年とまだ2回の歴史しかないが、既にしっかりと世界の競馬
カレンダーに地位を確保した感がある。第1回が19年米国最優秀3歳牡馬
マキシマムセキュリティ、第2回が世界中で大活躍する
ミシュリフと、知名度のある馬が勝ったことが何よりの要因だが、同日に行われる多彩なカテゴリーのサポートレースも、そのプロモーションに一役買っている。
サウジカップ以外のレースが22年から国際G3に格上げされ、勝ち馬が自動的に出走権を得る指定レースも増えた。その指定レースが最も多く行われるのが日本だ。20年からチャンピオンズCが
サウジカップ、カペラSがリヤドダートス
プリントの指定レースになっているが、21年はチャレンジC(12月4日・阪神)に芝2100メートル戦、阪神C(12月25日・阪神)に芝1351メートル戦の出走権が、それぞれの勝ち馬に与えられることになった。21年は
ピンクカメハメハと
コパノキッキングがダート戦を制すなど、存在感を示している日本陣営の
モチベーションに、主催者が反応したものだと言える。
レース当日の雰囲気も非常に良かった
サウジカップ開催。22年の2月26日に迎える第3回が、今から楽しみでならない。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)
提供:デイリースポーツ