京都競馬場の改修工事のため、昨年に引き続き阪神競馬場で行われる
マイルCS(GI)。昨年の覇者
グランアレグリアを筆頭に、GIで猛威を振るう3歳勢からは
シュネルマイスターもこちらに照準を合わせてきました。
3歳世代からは、
朝日杯FS(GI)を制し2歳マイル王となった
グレナディアガーズ。
ホープフルS(GI)を勝利して、昨年の
最優秀2歳牡馬にも選ばれた
ダノンザキッドなども出走します。
古馬でも、一昨年のマイルGIで春秋連覇を達成した
インディチャンプが出走。昨年の
マイルCSでも差のない2着と健闘しており、その能力はまだまだ健在といえるでしょう。
その他にも、
コントレイル世代の絶対的「No.2」
サリオス、昨年の
高松宮記念(GI)で再先着入線を果たした
クリノガウディー、一昨年の
NHKマイルC(GI)で
グランアレグリアに先着している
ケイデンスコールや
カテドラルなど、伏兵陣も粒揃い。
そんな一戦で、オリジナルの
ビッグデータからAIが弾き出した注目馬を紹介します。
◆近走の敗戦でむしろ妙味あり!?
AIが本命に指名したのは、近2走で勝ち切れていない
グランアレグリアでした。
前走の
天皇賞・秋(GI)では、2番人気に推されながらも3着に敗退。2走前の
安田記念(GI)でも得意のマイル戦ながら2着と取りこぼしており、全盛期の勢いは感じられないような気もします。
ただ、
天皇賞・秋は2000mで距離が少し長かったと感じられますし、
安田記念にしても上がり「32.9」は最速。32秒台の上がりで前をとらえられなかったのは展開のアヤともとれそうですし、悲観することはないでしょう。
マイル戦に限っては、これまでGIを4勝。[6-1-1-1]という成績からは、ベストな条件といえるはずです。
今回の出走メンバーを見渡しても、先着されたのは
朝日杯FSの
クリノガウディー、
NHKマイルCの
ケイデンスコール、
カテドラルと3頭のみ。しかも、どちらのレースも4歳になる前であり、古馬になった以降は今回の出走メンバーに1度も先着を許していません。
手綱を執るのは、前走に引き続き
C.ルメール騎手。昨年の
マイルCSでも同コンビで優勝しているだけに、同じようなレースさえ出来れば自ずと結果はついてくるでしょう。
このレースを最後に、現役を引退することが決まっている
グランアレグリア。AI予想の結果とともに、本馬が最高のフィナーレを迎えられることに期待したいですね。
(netkeiba編集部)