阪神11Rの第38回
マイルチャンピオンシップ(3歳以上GI・芝1600m)は1番人気
グランアレグリア(
C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒6(良)。3/4馬身差の2着に2番人気
シュネルマイスター、さらに半馬身差の3着に5番人気
ダノンザキッドが入った。
グランアレグリアは美浦・
藤沢和雄厩舎の5歳牝馬で、
父ディープインパクト、
母タピッツフライ(母の
父Tapit)。通算成績は15戦9勝。
レース後のコメント
1着
グランアレグリア(
C.ルメール騎手)
「勝てて安心しました。1番大事なことはラストランで本当の
グランアレグリアを見せることでした。走り方が他の馬とは違います。本当の
グランアレグリアでした。
道中は後ろになりましたが、気にしませんでした。直線では大外から伸びることができました。そしてゴールまでよく頑張りました。このメンバーを相手に素晴らしい競馬だったと思います。
グランアレグリアは最初から特別な馬でした。2歳から
トップレベルで、毎回毎回良い競馬をしました。ファンの皆さんもこの馬が好きだと思います。これから寂しくなります」
2着
シュネルマイスター(
横山武史騎手)
「
安田記念で上手くいかなかったゲートは今日は上手くいきました。スムーズに良い位置は取れましたが、結果的に言えば外差し(の馬場)だったので、外枠が欲しかったですね。
与えられた枠でやるのが競馬なので、内枠なりにロスなく道中は運んで、直線は外に出すことができました。今日は相手が強かったですね」
(
手塚貴久調教師)
「残念でした。枠順が厳しかったです。大外に出すイメージでしたが......。来年は取れるように頑張ります。ギリギリ良いところを走れたと思いますが、枠が厳しかったです」
3着
ダノンザキッド(安田隆行調教師)
「本当に状態が良く勝ち切りたかったのですが、力があると思いました。川田騎手も『来年が楽しみになった』と言っていました。2000mまではもってほしいと思いますが、今後の選択肢が広がりました」
4着
インディチャンプ(
福永祐一騎手)
「前が流れてほしかったです。差し馬が強力で出し抜きたかったのですが......。決め手勝負になった中で脚は使っています。良い状態でした」
5着
ホウオウアマゾン(
坂井瑠星騎手)
「状態はすごく良かったです。馬もまだ成長の余地を残した状態で、強いこの相手に頑張っていました。来年もまた頑張りたいですね」
6着
サリオス(
松山弘平騎手)
「あまり行く馬がいなく、少し押し出されるような形になりました。上手く厩舎の方で仕上げてくださり、状態も上向いていました。なんとか結果を出したかったのですが、申し訳なかったです」
7着
ダーリントンホール(
和田竜二騎手)
「ゲートは半馬身くらい遅れましたが、周りが行ってくれるので、良い感じのところにつけられました。切れ味勝負になると分が悪いですが、マイルは良いですね。見劣らない競馬をしていますし、重賞はすぐに勝てると思います」
8着
サウンドキアラ(
武豊騎手)
「レースはスムーズにできましたが、決め手の差ですかね」
9着
カテドラル(
戸崎圭太騎手)
「スタートが少し遅れてしまいました。いつもの形ではありましたが、上手く出したかったですね。後ろから運んでペースも落ち着いて、終始手応えはありましたが、外を回ってジリジリ伸びてくれました」
10着
ケイデンスコール(安田隆行調教師)
「岩田騎手によると『まだ本調子ではない』ということでした。短距離寄りになってきているようなので、短いところを使うかもしれません」
11着
レインボーフラッグ(
小崎綾也騎手)
「終いまでしっかり脚を使っています。溜める作戦でしたが、ある程度作戦通り運べました。枠がもう少し内なら、楽にレースができたと思います」
13着
グレナディアガーズ(
池添謙一騎手)
「壁を作れず、だいぶ力んでいました。ゲート裏までは良い雰囲気でしたが、力んでいて
リラックスさせられませんでした。上手く乗れませんでした」
14着
クリノガウディー(
岩田望来騎手)
「良い位置でレースができました。
リラックスするタイミングが遅れたかなというところはありましたが、課題のゲートも決めてくれたので、今後のレースに繋がってくると思います」
15着
リプレーザ(
幸英明騎手)
「この間よりも少し前で競馬をしました。4コーナーくらいから勝ち馬が横にいましたが、
パワーがすごくて抵抗できませんでした」
16着
サウンドカナロア(藤岡康太騎手)
「陣営からも"控える競馬を"というオーダーで、これが良い経験になってくれればと思います」
ラジオNIKKEI