「
ジャパンC・G1」(28日、東京)
令和の無敗3冠馬
コントレイルが、いよいよ現役最終戦を迎える。21年は
大阪杯3着、秋の天皇賞2着とともに惜敗に終わったものの、ここできっちり有終の美を飾りたいところだ。
9戦手綱を取ってきた福永にとって、言うまでもなく
コントレイルは特別な存在だ。
「“誰がやっていても3冠獲ったよね”って言われる馬じゃない。牧場、厩舎、ジョッキーが三位一体となってやれたことがつながった。それに応えた馬も立派だった」
前走の
天皇賞・秋は抜群の出来だったという。「返し馬が終わって“最高やな”と。負けようがないと思った」。しかし、結果は2着。二の脚がひと息で、狙った位置が取れなかった。「勝ち馬のポジションで、と思っていた。着差を考えると、変わっていた可能性はある」と悔しがる。
今回出走するダービー馬4頭。うち福永を背に制した馬は3頭だ。「5年前は想像もしなかった」。キャリアを積み重ねることで信頼を勝ち取り、そんななかで最高のパートナーと出会うことができた。「オレにとってはスーパースター。3冠馬としての名誉を守るためにも、勝って締めくくりたい」。有終Vを描き、決戦の日を待つ。
提供:デイリースポーツ