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ジャパンC・G1」(28日、東京)
シャドウディーヴァ(牝5歳、美浦・
斎藤誠)は6度目にして初めて、牡馬相手のG1にチャレンジする。
それは成長の証しでもある。前走の
府中牝馬Sで待望の重賞初V。4角ではまだ14番手と、届かないような位置から上がり最速となる3F33秒1の豪脚で差し切りを決めた。5歳秋を迎え、
斎藤誠師は「覚醒してきた感がある」と言い放った。
もともと前向きで、オンとオフの切り替えもうまくできていたが、トモに弱さがあり体質面の成長が追いついていなかった。それが、「ようやく体と気持ちが一致してきました。トモに張りがあり、筋肉には柔らかみが出てきましたね」と、成長著しい
ハーツクライ産駒に目を細める。
オークス6着以来、2度目となる2400メートル戦。指揮官は「今思うとすごいメンバーでしたからね。そこで勝ちに行ってのものだし、当時とは中身も違う。距離は持つと思います。左回りでは伸びが全く違う。そこが
ジャパンCを選んだ理由」と自信をのぞかせる。
24日の最終リハは、美浦坂路で予定通り軽めの調整。「今のいい状態でどこまでやれるか。楽しみです」。人馬そろっての
ジャパンC初挑戦。今から、ワクワクが止まらない。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ