「
ジャパンC・G1」(28日、東京)
勢いなら負けてはいない。前走の
アルゼンチン共和国杯をトップハンデを背負いながら完勝した
オーソリティは24日、美浦Wで3頭併せ。
リアグラシア(2歳1勝クラス)と
ヴィントミューレ(3歳1勝クラス)の2頭を先導する形でスタートすると、終始
リラックスムードで、最後まで余裕たっぷりに5F67秒8-38秒1-11秒6を計時。前者と併入、後者には半馬身先着した。
木村師は「この中間は中2週ということで慎重にならざるを得ないと思っており、馬に対してはあまり期待しないように心掛けましたが、いい意味でいつも通り(の追い切りが)できたなと思います」と感触を伝えた。
過去3度のG1戦では5・14・10着と、一見壁を感じる成績ではあるが、これは全て右回りでのもの。「データが出ている以上、認めざるを得ないですね」と師が話すように、現役屈指の左回り巧者。昨年の
青葉賞Vに、
アルゼンチン共和国杯連覇など、左回りだと格段にパフォーマンスが向上する。舞台が府中の二四なら、実績上位馬にひと泡吹かせる可能性は十分あり得る。
提供:デイリースポーツ