この春はこれまでの堅実な成績から比べるとイマイチな印象だった
アリストテレスですが、
京都大賞典では久しぶりの2着連対! 復活気配はじゅうぶん感じられます。
「春先は少し、最後の方は良くなかったんですけど。夏場にリフレッシュして、元へ戻ったような感じがしますね。(
京都大賞典はデムーロ騎手が)勝ちに行ってくれたんですけど、最後に差されたんで、仕方ないかなと。でも、良くなってますので、去年の秋のような感じでいま来ていると思います」と音無師。
中6週。この中間はノーザン
ファームしがらきへ放牧に出て、リフレッシュしています。追い切りについては、今週水曜の最終追い切りの動きからも状態の良さが感じられます。
「先週(1週前)はパートナーが意外と動かなかったもんですから、全体の時計はそんなに速くなかったんですが、最後はいい動きをしてくれたので1週前追い切りとしては良かったと思います。今週は(先週)そういうことがあったので、もう1頭別の馬をつけて3頭で行かせました。前半ゆっくり流して、最後、半マイルから速くなるように指示して。いい時計も出てますし、最後も12秒フラットで動いていますので。動きも良かったし、先週より状態は上がってるかなと感じます」
アリストテレスといえば、
菊花賞で三冠のかかった
コントレイルと叩き合った末、2着だったときの姿が思い出されます。
「(
菊花賞で)あれだけ
コントレイルと接戦を演じたので、もう1回ね、再現をしたいと自分自身は思っていますけどねぇ。最後の
コントレイルのレースになるということで、こっちももう1回、
コントレイルと走れるチャンスを与えていただきましたので、もう1回
菊花賞の再現をね、してほしいと思っていますので。皆様、応援してください。お願いします」
(取材・文:花岡貴子)