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【船橋・クイーン賞】好位差し狙うウェルドーン/レースの見どころ

  • 2021年11月30日(火) 17時00分
 12/1(水)に船橋競馬場で行われるクイーン賞。師走の牝馬ハンデ重賞に今年は14頭が顔をそろえたが、JRA勢を中心に能力拮抗のメンバー構成となった。主な出走馬は以下の通り。

■12/1(水)クイーン賞(3歳上・牝・JpnIII・船橋ダ1800m)

 ウェルドーン(牝3、栗東・角田晃一厩舎)は5月に鳳雛ステークスを快勝すると、関東オークスでは好位から直線で難なく抜け出し、3連勝で重賞初制覇。7月にはジャパンダートダービーに参戦し、好位4番手から直線外めを伸びて勝ち馬とはタイム差なしの3着と善戦。続く初の古馬対戦となったレディスプレリュードでも3着を確保しており、今回はそのとき先着されたレーヌブランシュテオレーマが不在とあれば勝機は十分だ。

 リネンファッション(牝4、栗東・坂口智康厩舎)は今年5月に3勝クラスを勝利すると、重賞初挑戦となったスパーキングレディーカップで2着を確保。その後もブリーダーズゴールドカップで半馬身差2着、前走のJBCレディスクラシックでも3着と牝馬のダートグレードで実績を重ねている。今回はC.ルメール騎手への乗替わりも2度目のコンビで上積みが見込めるだけに重賞初制覇のシーンまで。

 プリティーチャンス(牝4、栗東・野中賢二厩舎)は、今年9月に3勝クラスを勝ち上がると、続くみやこSでは後方2番手追走からメンバー中2番目の上がりで追い上げ、牡馬相手に4着と善戦。重賞初挑戦で見せ場を作った。初の地方コースでも牝馬同士の重賞ならチャンスといえる。

 昨年のこのレースを制したサルサディオーネ(牝7、大井・堀千亜樹厩舎)は、今年はスパーキングレディーカップスパーキングサマーカップ日本テレビ盃と重賞3連勝。続く前走のJBCレディスクラシックでは主導権を取るも早々と失速して10着だったが、マイペースの逃げに持ち込めば連覇も圏内だ。

 エリザベスタワー(牝3、栗東・高野友和厩舎)は昨年12月、芝の新馬戦を後方から直線一気に突き抜けて勝利。3走目のチューリップ賞では好位から脚を伸ばし1着同着で重賞タイトルを獲得。その後の2戦は掲示板外で、今回は5月以来の実戦に加え初ダートとなるが、未知の魅力に賭けてみる手はある。

 ダイアナブライト(牝5、川崎・内田勝義厩舎)は、ダートグレード初挑戦となった前走レディスプレリュードで4着。3着のウェルドーンには3馬身半離されたが、当時は同馬より重量が1キロ重かった。今回は川崎への移籍初戦になるが、ウェルドーンより1キロ軽い53キロと重量面で恵まれただけに上位進出が期待できる。

 発走は20時05分。

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