「チャンピオンズC・G1」(5日、中京)
テンションが上がらないよう、なだめられながら、ゆっくりと。
帝王賞の覇者
テーオーケインズの最終リハは1日、栗東坂路でソフトな内容。馬なりで4F54秒0-39秒2-12秒3と時計は控えめだったが、力強い脚さばきで出来の良さを醸し出していた。
高柳大師は「先週しっかりやっているので、調整程度で十分。乗っていた助手も、前回より良くなっていると言っていました。前走もしっかり乗って十分やっていたつもりですが、ひと叩きして、より良くなっていますね」と上積みを見込む。1週前に騎乗している松山も「順調に来ているなと思いました」と、状態面に関しては何ら不安を感じていない。
課題はスタートだ。前走のJBCクラシックでは
テンション高かったことで出遅れると、スムーズな競馬ができず4着に敗れた。この中間は熱心にゲート練習を重ねてきた。指揮官は「前走は久々の競馬というところと、初めての競馬場(金沢)でもあったので、余計にイレ込んでしまった。今はゲート練習で悪いところを見せないし、中京は行ったことがある競馬場なので、大丈夫じゃないかなと思います」と前向きに語る。
ゲートが五分なら、底力と実績が黙っていない。交流G1に続き、JRA・G1制覇へ。桶狭間決戦を制して、ダート王者の称号を得る。
提供:デイリースポーツ