「
園田金盃」(2日、園田)
単勝1・4倍の断然人気に支持されたファン投票1位のジンギが、向正面半ば過ぎで先頭に立ち、直線も力強く伸びて優勝。
園田金盃連覇を成し遂げた。3番人気の
エイシンニシパが昨年に続いて2着に入り、3着が10番人気の伏兵
エイシンナセル。2番人気の
テーオーエナジーは直線伸びを欠いて6着に終わった。
ジンギが兵庫王者の実力を証明した快勝劇だった。予想通り
マイタイザンが主導権を握ってすぐに隊列が形成。ジンギはスタンド手前で好位4番手をキープ。向正面半ばで早くも仕掛けて3角過ぎでは先頭に立つと直後に追いすがる僚馬の
テーオーエナジー、さらに猛追してきた
エイシンニシパを振り切り連覇を達成した。
「向正面での脚が今までで一番。早いかなと思って動いたが、ジンギの底力、実力が最後に出てくれた。改めて脱帽です」と
田中学は満面の笑みで相棒を絶賛した。管理する橋本明師も「この中間、反応が一変していた。本格化してきてくれたし、来年こそ勝負だと思っていますから、いい形で大きなレースに臨みたい」とさらなる活躍を誓った。
具体的な次走は未定だが、成長に手応えを感じ取った陣営の言葉からも、22年は一層の飛躍が期待できそうだ。
提供:デイリースポーツ