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【阪神JF】ナムラリコリス 血統的に距離をこなせる下地&父が持つ意外性も魅力

デイリースポーツ
  • 2021年12月07日(火) 10時01分
 「阪神JF・G1」(12日、阪神)

 先日、エリザベス女王杯Vのお祝いがてら、中竹厩舎へ出向いてアカイイトを担当する若林助手を訪ねた。聞けば、厩舎のG1勝ちは09年NHKマイルCのジョーカプチーノ以来(※)だとか。「(ジョーは)坪田助手が担当していましたが、すごく気性のキツい馬でしたよ。まともに調教ができなくて、ほぼプールだけで仕上げて勝ったことも。あとから思えば“そりゃG1獲るよな”って思いました」と懐かしそうに話していた。

 そんなジョーカプチーノを父に持つナムラリコリスは、サンデーサイレンスの3×3(25・00%)というキツいインブリードが特徴的。母系は深さがある割にさほど活躍馬が出ていないのだが、そこは歴史あるナムラ一族の血を繋いでもらったことに感謝。気性の激しい父から注がれたSSの血量の多さが刺激となり、リコリスによって活気を取り戻したのはうれしい限りだ。

 正直、2歳の現段階ではマイルは長い印象を受けるものの、スタミナ自慢のマンハッタンカフェマツリダゴッホバックボーンもあり、血統的に距離をこなせる下地はある。父が持つ意外性も魅力。道中うまく息を入れられるようなら、大仕事をやってのけても不思議はない。(デイリースポーツ・松浦孝司)

 ※18年ホープフルSのサートゥルナーリア(角居厩舎から転厩中にV)はカウントしていません

提供:デイリースポーツ

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