「魁!海外馬券塾」(8日)
香港マイル・G1(12日・香港シャティン)で日本勢の難敵となる、
ゴールデンシックスティを負かせる可能性を探ってみたい。
通算19戦18勝、現在15連勝中の香港のマイル王。だが、前走のG2こそ1馬身差の勝利だったが、今年上半期のG1・3戦はいずれも頭差。決して余裕の戦いを続けているわけではない。うち2戦は先行馬をとらえるのに苦労したもので、2走前の
チャンピオンズマイルでは直線半ばで抜け出したがラストで脚が鈍り、後続に急追されてのゴールだった。
鞍上のホーはいつも自信満々に後方から進めて外を回すが、出し抜けを食らわせるほどの強い先行馬も、この馬よりさらに外から差せる馬も、地元にはいなかった。
レシステンシアのような快速馬がいれば面白かったが、同馬は
香港スプリントに出走するため、逃げ馬不在の顔触れとなった。
スローの切れ味比べになれば
ゴールデンに最も有利に働くだけに、先行できる
サリオスは早め先頭に立ってリードを広げたい。
インディチャンプも
ゴールデンと同じ位置から追いだすと分が悪いだろう。唯一、
ゴールデンより外を回って差し切れる可能性があるのが
ダノンキングリー。今年の
安田記念で、
グランアレグリアを封じたレースを再現ができれば、チャンスは十分ある。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)
提供:デイリースポーツ