「阪神JF・G1」(12日、阪神)
鮮やかな赤と白の勝負服が、再びG1の舞台に立つ。10分の7の抽選を突破した
アネゴハダに、佐々木師は満面の笑みだ。「やっぱ岡さん、ツイてる。運を頂きました」。
岡浩二オーナーは21年、熊本産馬初の重賞制覇を成し遂げた
ヨカヨカに続き、
エリザベス女王杯では
アカイイトで初のG1制覇を達成。「ウチの馬も(鞍上が)幸君だしね。しかも
キズナ産駒。相手は強いけど、この運を生かしたい」と静かに闘志を燃やしている。
10日朝は栗東坂路で調整。「順調もいいところ。追い切り後も少しずつ体が増えているし、すごく落ち着いているのがいい」。事前発表馬体重は、前走比12キロ増の452キロ。「カイバ食いも安定しているし、前走ぐらいの体で出られると思う」と万全の仕上げに胸を張る。
一番の魅力は“意外性”だ。「当初はダートの短距離馬だと思っていた。しまいが切れたから芝を使ってみたら、
小倉2歳Sで3着に来てね」。前走のファンタジーSは、内回りでスムーズさを欠いての5着。「外回りのマイルになるのはいいはず。枠順?大外じゃなければどこでもいいよ」。さらに運を引き寄せ、6枠12番と理想的な偶数枠をゲット。追い風に乗って大金星を狙う。
提供:デイリースポーツ