2021年も残すところあと半月。GIシリーズは、残りあと3戦となりました。
今週末は先週に続いての2歳GI。朝日杯フューチュリティS(GI・阪神・芝1600m)が行われます。
昨年のこのレースでは、7番人気だった
グレナディアガーズ(栗東・中内田厩舎)が勝利。2着は2番人気
ステラヴェローチェ(栗東・須貝厩舎)、3着には1番人気
レッドベルオーブ(栗東・藤原英厩舎)と人気馬が入りましたが、3連単は「5万円台」という高配当で馬単も万馬券決着となりました。
一昨年も、3着に14番人気の
グランレイが入って3連単は「9万円台」。3年前は2着に9番人気の
クリノガウディーが入って馬単が万馬券と、近年は馬券圏内に人気薄馬が入っての波乱傾向が見られますので、今週も穴馬を探しておく必要がありそうです。
毎週コンピュータで激走馬を予想する当コーナー。今週はその
朝日杯FSで狙える1頭を、ネット競馬のオリジナルAIに弾き出してもらいます。
まずは出走予定メンバーをチェックしておきましょう。
月曜日現在での出走登録は19頭。現時点では、牝馬も2頭登録されています。
1番人気が予想されるのは、現在3連勝中の
セリフォス(牡2・栗東・中内田厩舎)。芝マイル戦の新馬戦を1番人気で勝利し、2走目の
新潟2歳S(GIII・新潟・芝1600m)、3走目
デイリー杯2歳S(GII・阪神・芝1600m)を連勝した唯一の3勝馬。今回は、C.デムーロ騎手へ乗り替わる予定で人気は必至です。
次いでは、前走で
札幌2歳S(GIII・札幌・芝1800m)を勝利した
ジオグリフ(牡2・美浦・木村厩舎)。鞍上は引き続き
C.ルメール騎手を予定しており、この馬も人気でしょう。
さらに2連勝中&無敗という馬は、他にも3頭います。
萩S(L・阪神・芝1800m)1着の
ダノンスコーピオン(牡2・栗東・安田隆厩舎)に、前走アイビーS(L・東京・芝1800m)1着の
ドウデュース(牡2・栗東・友道厩舎)。さらには、前走
ききょうS(OP中京芝1400m)1着の
ドーブネ(牡2・栗東・武幸厩舎)も…。まさに群雄割拠で、レベルの高い馬たちによる熱戦が期待されます。
【月曜日AI予想は今週も人気薄を指名!?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映されていない月曜日時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような◎穴馬を選出することもあります。
今週月曜日時点でコンピが選出した本命候補は、なんと
トウシンマカオ(牡2・美浦・高柳瑞厩舎)でした!
同馬は父
ビッグアーサー、
母ユキノマーメイド(母
父スペシャルウィーク)という血統。兄に芝の中距離で活躍している
ベステンダンクがいます。
8月の2歳新馬戦(新潟・芝1600m)を2番人気ながら快勝。2着に2馬身半差をつける、余力のある勝利でした。
2戦目は11月の
京王杯2歳S(GII・東京・芝1400m)。ここでは4番人気ながら、先手をとりながらのレース運びで2着となっています。
1着
キングエルメスで1馬身1/4離されましたが、休み明けの一戦だったことを考えれば、好走と評価していいでしょう。
しかも、このレースで3着だったのが牝馬の
ラブリイユアアイズ。同馬は、先週の阪神JF(GI・阪神・芝1600m)で8番人気という低評価ながら2着に入り高配当を演出した馬です。
その馬に先着しているのであれば、穴馬としての資格あり。付け加えるなら、先週月曜日時点でのAIコンピュータが本命に挙げていたのは、その
ラブリイユアアイズでした。
トウシンマカオの騎乗を予定しているのは、デビューから手綱を取り続ける
戸崎圭太騎手。今回は一気にメンバーレベルの上がるGIレースで、初の阪神コースなど課題も多いかもしれませんが、乗り慣れた鞍上が全てをクリアしてくれる可能性も十分にあるはずです。
AI予想はここからさらに、出走メンバー&鞍上確定、馬場状態、枠順、調教具合などの追加材料確定を合わせての最終決定となります。それはまた週末に…。GIの馬券検討材料に、AI予想を加えてみるのはいかがでしょうか。
(netkeiba編集部)