12月26日(日)に中山競馬場、芝2500mで行われるGI、
有馬記念。ファン投票の最終結果では240165という得票数を集めて2位となった
クロノジェネシス(栗東・
斉藤崇史厩舎)が、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
CWで
団野大成騎手(レースは
C.ルメール騎手が騎乗予定)が跨って
トリプルエースを追走。前との差は7馬身くらいある状態で1コーナーから2コーナーを抜けていき、向正面でその差が5馬身程度まで縮まる。
そのまま6F標識を過ぎていくが、5F標識手前あたりで前との差が2馬身近いところまで縮まる。これは行きたがっているというよりも、普通に走っているだけで追いついてしまいそうといった感じ。
ただ、そこはジョッキーがしっかりと前との差をキープし直して、4コーナーから最後の直線へ。内からあっさりと前を交わすと、最後は突き放すような形で先着。時計は6F82.2〜5F67.4〜4F52.2〜3F37.3〜2F23.4〜1F11.7秒だった。
ゴール前は1頭になったことでフワフワしている印象もあったが、ゴールを過ぎてからの脚色を見ても、全く脚が上がった感はない。
宝塚記念の1週前追い切りの方が、もう少しカチッと締まった感じで走れていた印象もあるが、これは道中の走らせ方の違いもありそうなので、この動き自体に気になる点はないといってよい。
(取材・文:井内利彰)