19日に阪神競馬場で行われる
朝日杯フューチュリティS(2歳・牡牝・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去7年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で2回の
キングカメハメハ、
ダイワメジャーが続く。
ディープインパクト産駒は[3-0-2-4]。14年
ダノンプラチナ、16年
サトノアレス、17年
ダノンプレミアムと3頭の勝ち馬を出すほか、18年には紅一点
グランアレグリアが3着。少し勝利からは遠ざかっているものの、昨年も
レッドベルオーブが3着になるなど、堅実な走りを続けている。今年は
ドーブネ、
スプリットザシー(抽選対象)の2頭が特別登録。
ダイワメジャー産駒は[1-0-1-7]。18年に2人気
アドマイヤマーズが勝利するほか、16年には12人気
ボンセルヴィーソが3着となり波乱を演出。一方、昨年も4人気
モントライゼが10着となるなど上位人気馬の大敗も少なくない。今年は
セリフォスが出走を予定している。
初出走となる種牡馬では
リオンディーズ産駒の
オタルエバーに注目。同種牡馬の産駒は当該コースで[3-2-5-24]複勝回収率139%と大駆けが目立ち、父自身も15年
朝日杯フューチュリティSを制している。なお、先週に行われた
阪神ジュベナイルフィリーズでは
リオンディーズの半兄
エピファネイアの産駒(
サークルオブライフ)が勝利していたことも気に留めておきたい。
同じく初出走となる
イスラボニータ産駒からは
プルパレイ、
トゥードジボン(抽選対象)の2頭が特別登録。新種牡馬ということで下級条件が中心となるものの、当該コースでは[2-2-1-5]複勝率50.0%と目を見張る成績を残しており、馬券圏外も5頭のうち3頭が4着で入線している。今後の動向にも注目すべき種牡馬と言えるだろう。