「全日本2歳優駿・Jpn1」(15日、川崎)
開催3日目の11Rで行われ、JRAの
ドライスタウトが、デビューから3戦3勝で今年の2歳ダート王に輝いた。1番人気は道中2番手追走から、4角手前で先頭に立って直線は独走。2着は3番人気の
コンバスチョンが粘り、3着には11番人気の
プライルードが中団から脚を伸ばした。
単勝1・8倍の断然人気に支持された
ドライスタウトの独壇場だった。1200メートル戦の新馬戦勝ち後、2戦目は1400メートル戦の1勝クラスを勝利。1戦ごとに距離を延ばして、マイル戦の今回も、2番手追走から4角手前では先頭に立ち、最後の直線は他の13頭を圧倒した。
「今日はタイトルを取りに来ました」と自信の騎乗だった戸崎圭は満面の笑み。「大跳びで、距離がどうかとも思ったけど、僕が心配するところもなく、強い競馬でしたね」と振り返った。
管理する牧浦師は、2017年に
ドンフォルティスでこのレース2着惜敗しているだけに、感激もひとしお。「賞金的に運良く出られて、馬が頑張ってくれました。一戦一戦、力強い勝ち方をしてくれているし、まだまだ伸びしろがあると思います」と、来年以降の飛躍に期待していた。
コンバスチョン(2着)「思い通りの競馬はできたし、最後まで食らいついていた。これからもっと良くなる」(松山)
プライルード(3着)「初距離なので脚をためていったが、スピードはあるし、距離も持つ」(
張田昂)
セキフウ(4着)「残念だけど、左回りと内枠が厳しかった。砂をかぶって外へもたれた」(M・デムーロ)
シルトプレ(5着)「馬の感じは良かったし、厩舎がうまく仕上げてくれた、今日はスタートの不利があったけど、来年以降が楽しみ」(
笹川翼)
提供:デイリースポーツ