初めまして。主にネット上で予想活動をしている「馬ノスケ」と言います。現在はTwitterやDMMオンラインサロンでの活動を中心に、競馬雑誌「競馬王」など
メディアでの執筆活動も行っています。予想に関しては、馬や舞台の本質に迫った適性予想を
ファクターの軸にしており、本日は
朝日杯FSを適性面から攻略していきたいと思います。
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朝日杯FS 適性解説】
阪神競馬場で施行された2014年以降は、阪神マイルらしく中間ラップが平均して12秒台半ばまで緩んで瞬発力勝負となるようなレース質でしたが、2017年に
ホープフルSがGIに格上げされて以降、中距離路線組の主力が
朝日杯FSに出走しないことが多くなり、その影響で中間ラップは平均して12秒を切るような緩まない流れになることが多く、世代の主力が不在なことに加えペースが速くなることで、短距離馬の活躍が目立ち始めているのが近年の傾向です。
ラップを見比べてみると、
ホープフルSがGI格上げ前の過去3年
12.4-11.0-11.7-12.6-12.5-11.9-11.1-12.1
ホープフルSがGI格上げ後の過去4年
12.5-10.7-11.4-11.9-11.9-11.5-11.4-12.0
このように中間ラップで息が入りづらくなり、短距離馬の活躍が目立ち始めています。その裏付けとして、もともと距離延長馬が苦戦する傾向のレースでしたが、特にラップが速くなった過去2年では、距離延長馬が1勝、2・3着1回と好成績を残しています。
過去4年の好走馬を遡っても
2020年:1着
グレナディアガーズ2019年:2着
タイセイビジョン、3着
グランレイ2018年:1着
アドマイヤマーズ、2着
クリノガウディー、3着
グランアレグリア2017年:2着
ステルヴィオ、3着
タワーオブロンドン これらの馬は、その後1200〜1400mの短距離で結果を残していることから、近年は特に短距離馬の活躍が目立つ傾向です。今年も距離延長馬が多数揃い、前走逃げ馬が6頭、そのうち距離延長馬が3頭というメンバー構成になるので、近年の傾向通り今年も速いレースになる可能性が高く、将来的に1200〜1600m路線で活躍するような馬に注目したいです。
(文=馬ノスケ)