「
有馬記念・G1」(26日、中山)
フランス遠征帰りの
ディープボンドが、16日栗東CWの併せ馬できっちりと追走先着を果たし、順調な仕上がりをアピールした。激走の疲れも見せず、大一番へ向けて準備を進めている。
16日朝一番の栗東CW。
凱旋門賞14着以来となる
ディープボンドが、国内で主戦を務めてきた和田竜を背にゆっくりと加速した。先行する
ゴールドハイアー(3歳2勝クラス)の直後に取りつき、3角過ぎからペースアップ。直線で鞍上が
ゴーサインを送ると、青鹿毛の馬体をはずませてグンと加速した。
一杯に追われると、活気に満ちた動きで6F81秒0-36秒9-11秒2の好時計をマーク。半馬身先着に、鞍上は「行きっぷりがいいですし、だいぶ走りに推進力が出てきましたね。以前は浮いたような走りでしたが、今は沈んで走る感じに。切れが増してきた感じがします」と、4歳馬の進化を感じ取った。
前走の
凱旋門賞は、超がつくほどの極悪馬場。激走の疲れが心配されるが、主戦は「(鳥取県の)大山ヒルズに一回帰ったら落ち着きますね。どっしりとしていますし、特別に心配することはないです。乗った感じはいつもの
ディープボンドだな、と思いました」と不安なしを強調する。
春には
阪神大賞典を制し、続く
天皇賞・春でも2着に好走したスタミナ自慢。ここは仕切り直しの一戦。ホームに戻り、和田竜との“深い絆”で
グランプリ制覇を狙う。
提供:デイリースポーツ