12月26日に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。
エフフォーリア(牡3、美浦・
鹿戸雄一厩舎)は年間GI・3勝目を狙う。
エフフォーリアは父
エピファネイア、
母ケイティーズハート、母の
父ハーツクライという血統。通算成績は6戦5勝。
2020年8月に札幌競馬場の2歳新馬戦でデビュー。新馬、自己条件を連勝すると、年明け初戦の
共同通信杯で
ステラヴェローチェらを破り、重賞初制覇を飾った。
一躍世代の中心となり、迎えたクラシック第一戦・
皐月賞では2着
タイトルホルダーに3馬身差をつけ、デビューから無傷4連勝で鞍上の
横山武史騎手とともにGI初制覇を果たす。
圧倒的大本命に推された
日本ダービーでは、最後の最後に
シャフリヤールに差されての2着。惜しくも二冠達成とはならなかった。
今秋の始動戦には天皇賞秋を選択。三冠馬
コントレイル、短距離女王
グランアレグリアなど豪華メンバーが揃った一戦だったが、強力古馬勢を跳ね返しての勝利。同馬の祖父にあたる2002年の
シンボリクリスエス以来、実に19年ぶりとなる3歳馬の天皇賞秋制覇となった。
ここまで6戦全て
横山武史騎手と共に歩んできた
エフフォーリア。若き人馬がGI・3勝目をあげ、また新たな歴史を刻むのか。どんな競馬を見せてくれるのか、目が離せない。