阪神11Rの第73回朝日杯フューチュリティステークス(2歳GI・芝1600m)は3番人気
ドウデュース(
武豊騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分33秒5(良)。半馬身差の2着に1番人気
セリフォス、さらに半馬身差の3着に4番人気
ダノンスコーピオンが入った。
ドウデュースは栗東・
友道康夫厩舎の2歳牡馬で、
父ハーツクライ、
母ダストアンドダイヤモンズ(母の
父Vindication)。通算成績は3戦3勝。
レース後のコメント
1着
ドウデュース(
武豊騎手)
「ついに......、嬉しいです。基本そんなに手のかからない馬なので、周りを見ながら乗れるかなと思いました。道中のリズムも良かったですし、良いポジションに収まったなと思いました。手応え良く直線に向けましたし、あとは頑張ってくれ!という感じでした。
さすがに相手(
セリフォス)も強い馬なので、なかなかしぶとかったのですが、
ドウデュースが最後まで一生懸命走ってくれました。(ファンの皆様からの拍手は)すごく嬉しかったですし、僕自身GIレース自体が久しぶりなので、すごく嬉しいです。
初めて乗った時から本当に良い馬だなと思っていたので、ここまで良い形で来ていますし、1戦ずつ強くなっているので、まだまだ強くなると思います。来年のクラシックも本当に楽しみです。
(GI完全制覇へ)来週(
ホープフルS)もあるので、リーチ一発で決めたいですね。ようやくこのレースを勝てて本当に嬉しいです。まだ年末、
有馬記念も
ホープフルSもあるので、頑張りたいと思います」
(
友道康夫調教師)
「(勝つことができて)ホッとしています。(馬体重−10キロについて)前走東京でのレースの時に+12キロで余裕がある馬体だったので、今回は絞って−10キロということで、一番良い馬体だったと思います。
午前中からレースを見ていましたが、内の方の馬場が悪かったので、9番という枠も良かったですし、ジョッキーが馬場の良い所を選んで走ってくれました。前走も勝負根性を見せてくれましたし、最後は何とかしのいでくれると思っていました。
今日はマイルで走りましたが、距離は持つと思いますので、来年は大きなGIを目指していきたいと思います。(具体的な目標としては)一番最初の
皐月賞を目指して直行するか、一度使うかを決めていきたいと思います」
2着
セリフォス(C.デムーロ騎手)
「馬は出して行った分、行きたがっていましたが、許容範囲の中で4コーナーまでいけました。最後も馬はあきらめず、しっかり走っていましたが、勝ち馬の切れ味に少し負けたという感じです」
3着
ダノンスコーピオン(
松山弘平騎手)
「まず、依頼をいただいて関係者の皆様には感謝しています。結果を残せなかったことは申し訳ない気持ちでいっぱいです。馬は良い馬で、ラストも脚を使っています。まだまだこれから良くなる馬です」
4着
アルナシーム(
池添謙一騎手)
「
テンションに関しては、メンコなどをつけて、ゲート裏まで落ち着いて行けました。ここ2戦折り合いを重視でレースをした分、あの位置になりました。
そのあとは内枠で、内々で先団に取りついていけました。折り合いも我慢してくれました。少し頭を上げるようなところはありましたが、暴走することなくレースをしてくれました。
最後、進路は内しかなかったので悪い所を通っていますが、そんな中でも良い脚を使っています。能力は感じました。しっかりレースができて、力は見せてくれました。ひとつひとつ
ステップアップしてくれればと思います」
5着
ジオグリフ(C.
ルメール騎手)
「後ろからレースを運びました。途中から
リラックスできました。息遣いは良かったです。直線に向いて外に出して伸びましたが、後ろすぎました。距離を延ばしたら大丈夫です」
6着
トウシンマカオ(
戸崎圭太騎手)
「馬の状態も良くて、良い感じでした。良いスピードを持っているので、前目で運んでイメージ通りでした。ラストは苦しくなりましたが、距離の面などがあるのかもしれません。以前のムキになって走るような面はありませんでした。上手にレースをしてくれました。成長を感じます」
ラジオNIKKEI