12月26日に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。
菊花賞馬
タイトルホルダー(牡3、美浦・
栗田徹厩舎)が、
グランプリのタイトルを虎視眈々と狙っている。
同馬は、父
ドゥラメンテ、
母メーヴェ、
その父Motivator、半姉に同レース出走予定の
メロディーレーンがいる血統。馬名の意味は「選手権保持者」。
昨年10月の中山芝1800mでデビュー戦を勝利。
東スポ杯2歳S2着、
ホープフルS4着を経て、翌年の
弥生賞で重賞初制覇を果たす。クラシック初戦の
皐月賞では、2着に好走し世代
トップレベルの力を発揮。
その勢いのままに
日本ダービーへ出走したが、持ち味を生かせず6着。
セントライト記念では、直線で進路を阻まれ13着と、夏から秋初戦までは勝ち星から遠ざかっていた。
そして迎えた今年の
菊花賞。同馬は、スタートからハナを譲ることなく、そのまま逃げ切って5馬身差で優勝。父
ドゥラメンテが残した最後の一冠を奪取した。
父
ドゥラメンテは、今年8月31日、急性大腸炎のため死亡。種牡馬生活5年目。早すぎる悲報となった。
そんな中、初年度産駒の1頭として活躍する同馬が、父を超え、更なる栄冠を求めて
グランプリに挑む。鞍上は初コンビとなる
横山和生騎手。