2021年の競馬も、ついに
クライマックスへと突入。今週末は中山競馬場で
グランプリレース・
有馬記念(GI・中山・芝2500m)が行われます。
昨年は
クロノジェネシスが1番人気に応えて優勝。3着も人気サイドの
フィエールマン(2番人気)でしたが、2着に11番人気だった
サラキアが入って中波乱となったのは記憶に新しいところです。
今年は、どんな結末が待ち受けているのでしょうか?
毎週コンピュータで激走馬を予想する当コーナー。今週は
有馬記念で狙える1頭を、netkeibaのオリジナルAIに弾き出してもらいます。
それでは出走予定メンバーをチェックしておきましょう。
月曜日現在での出走登録は17頭。1番人気が予想されるのは、昨年の優勝馬
クロノジェネシス(牝5・栗東・斉藤崇厩舎)。昨年と今年の
宝塚記念も勝利していることから、今年の
有馬記念で優勝すれば
グランプリ4連覇という快挙が懸かっています。当日は引退式も予定されているので、有終の美を飾りたいところでしょう。
次いで、前走の
天皇賞・秋では
コントレイルを破って勝利した3歳馬・
エフフォーリア(牡3・美浦・鹿戸厩舎)。次世代のトップホースとして負けられない戦いとなりそうです。
さらに同じ3歳馬では
菊花賞馬・
タイトルホルダー(牡3・美浦・栗田厩舎)、
神戸新聞杯を勝利した
ステラヴェローチェ(牡3・栗東・須貝厩舎)もいます。
その他にも、今年フランスでフォワ賞(G2・ロンシャン・芝2400m)を制している
ディープボンド(牡4・栗東・大久保厩舎)。前走
エリザベス女王杯1着の
アカイイト(牝4・栗東・中竹厩舎)など、今年も豪華なメンバーが集まりました。
【月曜日AI予想は人気の一角を指名】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映されていない月曜日時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような◎穴馬を選出することもあります。
今週月曜日時点でコンピュータが選出した本命候補は、
エフフォーリア(牡3・美浦・鹿戸厩舎)でした!
先ほども人気上位として名前を挙げたとおり、上位人気確実な1頭。月曜日AI予想が本命サイド馬を指名する場合は結果もそのとおりになることが多く、
有馬記念もまずは
エフフォーリア中心と考えていいのかもしれません。
同馬は父
エピファネイア、
母ケイティーズハート(母
父ハーツクライ)という血統。クロスとしては
サンデーサイレンスの4×3を持っています。
父
エピファネイアは4歳時に出走した
有馬記念で、2番人気ながら5着敗退。一方、母
父ハーツクライは3歳時に9着と敗れましたが、翌年は4番人気ながら
ディープインパクト(当時3歳)を競り負かして優勝しています。
エフフォーリアは、ここまで芝1800〜2400m戦を6戦して[5-1-0-0]と
パーフェクト連対。GIでは
皐月賞、
天皇賞・秋と2勝を挙げています。
鞍上は、ここまでデビューからずっと騎乗し続けている
横山武史騎手を予定。先行して堅実な上がりを使うのはファンの皆さんもご存知のとおりで、斤量55キロも好材料といえそうです。
ここまで東京競馬場での好走が深く印象に残っているかもしれませんが、中山競馬場では
皐月賞を勝利しているので問題ありません。あとは、
有馬記念の芝2500mという距離がどうかだけでしょう。
AI予想はここからさらに、出走メンバー&鞍上確定、馬場状態、枠順、調教具合などの追加
ファクターを組み合わせての最終決定となります。馬券検討材料に、AI予想を加えてみるのはいかがでしょうか。
(netkeiba編集部)