阪神カップに管理馬を登録している17人の調教師のうち、2016年以降の阪神芝1400mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。
阪神カップで馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
矢作芳人調教師。集計期間内に阪神芝1400mで5勝を挙げ、複勝率25.4%。出走回数へのこだわりが強い厩舎なので複勝率が低めになるのは致し方ないところ。重賞に絞ると[0-2-2-8]で複勝率33.3%、複勝回収率118%と馬券妙味がアップする。21年は
阪急杯を
ミッキーブリランテで10番人気2着、
スワンSを
ホウオウアマゾンで3番人気3着と好調だ。
今年は
ホウオウアマゾンが出走予定。直近2戦は差し馬が上位を独占する中、逃げて3着5着。展開ひとつで逆転可能だろう。
2位は
須貝尚介調教師。集計期間内に阪神芝1400mで5勝を挙げ、複勝率は34.9%。複勝回収率も85%とまずまずの数字が残っている。こちらも2021年に入ってから、[2-1-4-7]の複勝率50.0%、複勝回収率145%と好成績なのが心強い。
今年は
ファーストフォリオ、
リレーションシップが登録している。ともに2走前に3勝クラスを勝ち、前走で
スワンSを使用。それぞれ、差のない6着、7着と健闘した。出走が叶えば、前進は可能だろう。
第1位に輝いたのは
中内田充正調教師。集計期間内に阪神芝1400mで8勝を挙げ、複勝率は44.4%。先週の阪神JFの時も注目したように、阪神芝の1400m、1600mでは抜群の安定感を誇っている。馬券的には、単勝の回収率が107%とベタ買いプラスになっているので、頭に妙味がありそうだ。
今年は
グレナディアガーズ、
ダノンファンタジーが出走予定で、ともに上位人気が見込まれている。折り合い難がある
グレナディアガーズは1400mの方が向きそうだし、
ダノンファンタジーは阪神芝で9戦6勝という名うての阪神巧者。ワンツーフィニッシュがあっても不思議ではない。