今週26日(日)に行われる第66回
有馬記念。
有馬記念は競馬ファンだけでなく、普段競馬をやらない人も馬券を買って楽しむことが多い年末の風物詩です。特に今年は“ウマ娘”などで競馬が例年以上に注目を浴びた年でもありました。そこで、競馬に馴染みのない人にも楽しめるように、さまざまなデータをご用意いたしました。
有馬記念で初めて馬券を購入される方も、熱狂的な競馬ファンの方も、よろしければ参考にしてみてください。(※データは過去65回を参照)
【枠番】
内枠が強い印象がある
有馬記念だが、実は最も勝ち馬を出しているのが4枠と5枠の11回。逆に最も少ないのは6枠の5回で、次点に7枠の6回と続く。また、意外にも8枠は8回優勝馬を出しており、イメージよりも外枠不利とは言えないような数字になっている。
【馬番】
枠順抽選会で大外枠を引き当てた関係者が苦笑いするシーンは、もはや競馬ファンにはお馴染みの光景。やはりというべきか、過去65回でまったく優勝馬を輩出していないのが大外の16番だ(フルゲートは22回)。逆に、最も多く優勝馬を輩出しているのは3番で10頭が優勝している。以下、6番の7頭、4番・10番の6頭と続く。
【馬齢】
4歳馬が26勝でトップに立ち、3歳馬が19勝で続く。5歳馬も16勝と健闘しており、逆に6歳以上は4勝のみと厳しい結果になっている。最高齢の勝利は1970年
スピードシンボリの7歳で、8歳以上の勝利は過去に一度もない。
【人気】
1番人気が25勝で最多なのは流石といったところか。続いて2番人気と4番人気が10勝をあげている。4番人気はドラマティックな勝利が多く、1990年
オグリキャップのラストランや「奇跡の復活劇」といわれた1993年の
トウカイテイオーなどが該当。あの
ディープインパクトを破った2005年
ハーツクライも4番人気での勝利だった。
【1番人気馬】
勝率38.5%、連対率60.0%、複勝率69.2%という結果に。これだけでは判断が難しいが、近10年に絞るとそれぞれ60.0%、70.0%、80.0%に上昇。近年は実力馬が能力をしっかり発揮しているとみていいだろう。今年は
エフフォーリアと
クロノジェネシスの2強と目されているため、どちらが1番人気となるかは注視しておきたい。
【馬名の文字数】
こちらは7文字の馬名の馬が19勝と最多。直近では一昨年の優勝馬
リスグラシューが該当し、11年〜13年にかけては
オルフェーヴル、
ゴールドシップ、
オルフェーヴルと3年連続で勝利。今年は
エフフォーリアなど4頭が7文字馬名。
【干支】
有馬記念が創設された1956年以降、ウシ年は過去5回あり、優勝馬は次の通り。1961年
ホマレボシ、1973年
ストロングエイト、1985年
シンボリルドルフ、1997年
シルクジャスティス、2009年
ドリームジャーニー。このうち、1973年を除く4回で1・2番人気の馬がともに3着以内に入着している。ウシ年はあまり荒れる傾向にないのかもしれない。
【オリンピック】
新型コ
ロナウイルスの影響で1年延期となったが、今年は東京オリンピックが開催された。同年の
菊花賞馬が
有馬記念を制したケース(二冠馬と三冠馬含む)はこれまで8回あるが、このうち半分の4回が夏季オリンピックが開催された年だった。特に近2回の2012年勝ち馬
ゴールドシップ・2016年勝ち馬
サトノダイヤモンドはともに
菊花賞と
有馬記念を連勝。今年の
菊花賞馬
タイトルホルダーにも期待がかかる。
ここまでさまざまなデータをご紹介してきましたが、どのデータを信じるかはアナタ次第。2021年総決算のゲートは12月26日(日)15時25分スタート!