12月26日に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。出走予定の
クロノジェネシス(牝5、栗東・
斉藤崇史厩舎)は連覇、さらには
グランプリ4連勝がかかる1戦となる。
クロノジェネシスは
父バゴ、
母クロノロジスト、母の
父クロフネ。半姉に昨年の
香港カップを制した
ノームコアがいる血統。通算成績は16戦8勝(うち海外2戦0勝)。
2018年9月に小倉競馬場の2歳新馬戦でデビュー。2歳時は新馬戦・アイビーSを連勝し、阪神JFでも2着に好走した。
3歳になって迎えた年明け初戦の
クイーンSで重賞初制覇。牝馬クラシックの中心的存在となったが、春は
桜花賞・
オークスともに3着と涙を飲んだ。勝ちきれない競馬が続いていたが、秋初戦の
秋華賞を4番人気で勝利。4回目の挑戦でGI初制覇を果たした。
4歳時はさらなる飛躍の年となった。初戦の
京都記念を勝利。
大阪杯は2着だったが、稍重馬場の
宝塚記念を6馬身差で圧勝。秋シーズンも天皇賞秋3着の後に
有馬記念に出走し、1番人気に応えて優勝。春秋
グランプリ制覇を達成した。
現役ラストイヤーとなる今年は
ドバイシーマクラシックから始動。惜しくもクビ差の2着に敗れたが、続く
宝塚記念で連覇を達成。GI・4勝目を飾った。
長きにわたり第一線で戦い続けた
クロノジェネシスもついに今年の
有馬記念で引退。レース後には中山競馬場で引退式も予定されている。ラストランを勝利で飾った同期の
桜花賞馬
グランアレグリア、
オークス馬
ラヴズオンリーユーに続けるか、注目したい。