展開予想
ミドルペース
《一言コメント》
パンサラッサが近2走同様に思い切った先手策が予想されるだけに縦長濃厚で、各馬ポジション取りが非常に重要である。また、最終週の割に内も伸びてるので、外目を回る馬にとってはややハンデのあるレースとなりそうだ。展開としては
タイトルホルダーなどがかなり向きそうであるが、4角ではある程度一団となりそうなので真の力勝負として相応しいレースになるだろう。
各馬の並び
逃げ
パンサラッサキセキ先行
ウインキートスエフフォーリアタイトルホルダー差し
アサマノイタズラアリストテレスクロノジェネシスシャドウディーヴァステラヴェローチェディープボンドペルシアンナイトメロディーレーン追い込み
アカイイトモズベッロユーキャンスマイルVポジション候補
かなりの縦長の展開かつ基本的にはロスなく運ぶ馬が有利なので、
【極端なポジションではなく、ロスなく運ぶ馬と好位から競馬する馬】としておきます。
主に有力馬で該当するのは、
1.
エフフォーリア2.
ウインキートス3.
パンサラッサとなりそうだ。
有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.
エフフォーリア展開◯ 馬場◯ コース◎
前走の
天皇賞(秋)は
コントレイルと
グランアレグリアを圧倒する競馬で、決して全ての条件が揃っていない中での走りは非常に価値のある勝利であった。また、今回は相手関係が楽になる上に、中山の方がこの馬にとって良さそうで自在性のある競馬も非常に心強い。限りなく本命に近い1頭で、枠順に関してもベストに近いので期待したい。
総合評価
A
2.
クロノジェネシス展開◯ 馬場◯ コース◯
前走の
凱旋門賞は色々な意味で想定通りの敗戦で、明確な敗因のあるレースであった。確かに昨年の
有馬記念を制しているものの、中山2500mの条件は決してベストではないだけにこの馬の着順次第で馬券妙味に繋がりそうである。ここは相手までの評価が妥当で、基本的には馬券から消えてくれる方が美味しい馬券になりそうだ。
総合評価
C
3.
タイトルホルダー展開◎ 馬場◯ コース◯
前走は自分のペースに持ち込んだ鞍上の好騎乗が光る勝利で、距離にも恵まれたが力以上の走りであった。ただ、今回は急激に相手が強くなる上に番手からのレースとなりそうで、縦長のベストな展開でどこまで踏ん張れるかだろう。正直言って上位には力負け感があるだけに、人気ほどの評価は必要ないと見ている。
総合評価
C
4.
ステラヴェローチェ展開△ 馬場◯ コース◯
前走は様々な面で敗因のあるレースであったが、年末の荒れ気味の中山と2500mの距離設定はこの馬にとってプラスである。ただ、脚質だけが不安要素で、動くタイミング含めて乗り方が非常に難しくなりそうである。ここは実力は認めつつも相手までの評価が妥当で、能力だけならば2、3着の可能性は大いに秘めている。
総合評価
C
オススメの穴馬
1.
ウインキートス展開◯ 馬場◯ コース◎
前走は訳ありの敗戦で、2走前ほど走れれば十分に通用可能で距離設定と馬場もベストである。内目の枠を引いたここは絶好の形となりそうで、GIのメンバー構成でもあっと言わせるようなポテンシャルがあるかなと。ここは相手に必ず取り上げておきたいところで、馬券に絡めば高配当が期待できそうだ。
総合評価
B
以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬を
ジャッジした。土曜日の雨が結果に与える影響は限りなく大きそうであるが
クロノジェネシスなどの取り扱いがかなりのポイントとなりそうで、明暗を分ける可能性があるだけにそこだけはキッチリと取捨選択しておきたいところ。おそらく内有利の馬場となりそうであるが、土日のレースをしっかり見た上で最終的な予想を組み立てたいところである。
2021年のGIは回収率141%と絶好調の結果を残すことが出来たので、大舞台である
有馬記念についても高配当を狙っていきたい。ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎の
ジャッジに期待して頂き、高配当をゲットして良い年越しとなるように一緒に楽しみましょう。
(文・倉本匠馬)