「
有馬記念・G1」(26日、中山)
1番人気の
エフフォーリアが最後の直線で力強く抜け出して快勝。G1・3勝目を挙げた。鞍上の横山武は今年のG1・4勝目。
サクラローレルで96年
有馬記念を制した父・横山典との父子制覇を達成した。2着は5番人気の
ディープボンド、3着には2番人気の
クロノジェネシスが入った。
レース後のインタビューで横山武は「皆さん、ご存じの通り、きのう(25日)のふがいない自分の騎乗で騎乗停止になってしまって、
エフフォーリアが頑張ってくれて
有馬記念を勝てたのに、心の底から喜べないのが残念です」と謝罪のコメント。
それでも、デビューからコンビを組み続けるパートナーに寄せる信頼は絶大だった。「天皇賞が120パーセントの出来だったので、それに比べると落ちるかなと思ったが、高い能力があるので力を出し切れば十分でした。最後は内から
ディープボンドも来ていたので、がむしゃらに追いました。この馬にはいい思いも悔しい思いもしてきて、いい経験をさせてもらっています。ボクにとって特別な馬です。きょうは
エフフォーリアの強さを見せることができて良かったです」と語り、最後に深々と頭を下げた。
提供:デイリースポーツ