「
中山金杯・G3」(22年1月5日、中山)
天皇賞・秋15着からの巻き返しに燃える
トーセンスーリヤ。サマー2000シリーズ王者のタイトルを引っさげ、盾獲りに挑んだが直線で失速。やはり相手が強力過ぎた。大井からの転入後、地道に力を付け、5歳にして昨年の
新潟大賞典で重賞初制覇。さらに今年の
函館記念で重賞2勝目と完成の域に達した。G3なら最有力の存在だ。
重賞初制覇へ機は熟した
ヒートオンビート。母は11年
桜花賞馬
マルセリーナで半兄に19年
京成杯覇者
ラストドラフトを持つ良血だ。距離不足の印象だった前走のチャレンジCは2着に敗れたがゴール前の鋭い伸びは目を引いた。ここにきての充実ぶりは著しい。
ヴィクティファルスが復帰戦を迎える。ス
プリングSで重賞初制覇を決めたものの、クラシックではG1の壁にはね返された。ただ、デビュー2戦目の
共同通信杯では
エフフォーリアの2着と潜在能力は高い。再びG1の大舞台へ舞い戻るためにも、V発進を決めたいところだ。
ここ2年2・3着の
ウインイクシードが3年連続で参戦。前走の
カシオペアSは6着に終わったが苦手な瞬発力勝負になったのが敗因だ。適度に上がりがかかる馬場が得意で、中山も得意にする。舞台変わりを追い風に三度目の正直でVを飾る。
提供:デイリースポーツ