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ファイナルラウンド」(28日、中山)
19歳のホープが暮れの中山で輝きを放った。
飛田愛斗(ひだ・まなと)騎手(佐賀・三小田)が、4戦中2勝を挙げて見事にシリーズ優勝を決めた。「とてもうれしい気持ちでいっぱいです。
地方競馬の西日本地区からは優勝者が出てなかったので、優勝を持って帰る気持ちで臨みました。27日に
大井競馬場で騎乗し、直線が長い競馬場に少しだけ慣れたので、緊張することなく乗れました」と笑顔で語った。
大井で31ポイントを獲得して暫定2位。7Rの第1戦こそ8着だったものの、続く9Rの第2戦で本領発揮。5番人気の
マーキュリーセブンの末脚を引き出し、大外から豪快に差し切ってV。鮮やかな逆転でチャンピオンの座をつかんだ。
昨年10月3日にデビュー。
地方競馬最速となる268日目で通算100勝を達成するなど、佐賀だけでなく全国の
地方競馬を代表する将来のエース候補だ。「これからも大きいレースに騎乗させてもらえる機会があれば、いい結果を出せるように頑張ります」と飛躍を誓った。
提供:デイリースポーツ