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日経新春杯・G2」(16日、中京)
21年に続き中京競馬場で行われるが、京都競馬場の改修工事よる
イレギュラー開催は、コース巧者にとって願ってもないチャンスだ。
ショウナンバルディが得意の舞台で重賞連勝を狙う。
思い切った策が功を奏した。ハナを奪った前走の
中日新聞杯。マイペースに持ち込み、4角から徐々にペースアップ。ここで後続を離したことが貯金となって、そのまま押し切った。松下師も「前回はうまくいった。スローに持ち込めた」としてやったりの表情だ。
今回は距離が1F延びる。全5勝のうち、1800メートルで1勝、2000メートルで4勝。鍵を握るのはペースと展開だろう。指揮官は「ハンデも背負うでしょうし、自分のペースでどれだけスッと行けるかでしょう。メンバーを見た感じでは、他に行く馬もいないようなので」と今回も積極策で後続馬を封じ込む構えだ。
何といっても中京巧者。〈3112〉の好成績を残し、連対率57・1%を誇る。2番手で運んだ21年の
鳴尾記念は2着に敗れたとはいえ、18年
有馬記念優勝馬
ブラストワンピースの追撃をしのいでいる。「中京ではいつも頑張ってくれて、いい競馬をしてくれるから」とトレーナー。絶好の舞台で重賞2勝目をつかむ。
提供:デイリースポーツ