「
京成杯・G3」(16日、中山)
春の大一番に向けて、取りこぼせない一戦だ。
アライバルは6月の新馬戦(東京)を快勝すると、1番人気に支持された新潟2歳Sで2着。先着を許した
セリフォスがその後、
朝日杯FSで2着に入っており、この世代でトップクラス級の評価をしていいだろう。
新潟2歳S後は、成長を促すために放牧へ。帰厩後の調整も順調に進み、6日の1週前追い切りでは美浦Wで単走追い。直線はしっかり追われて、6F80秒4-37秒1-12秒1と抜群の動きを見せた。栗田師は「折り合いもついて、しっかり負荷をかけられた。申し分ない動き」と納得の表情を浮かべた。
前走時に482キロだった馬体重は、500キロ近くまで増えた。トレーナーは「
パワーアップしたのは感じるし、馬自体もエネルギッシュですよ」と成長を喜ぶ。ただ、右前の球節にずっと不安を抱えており、続けてレース使えるタイプではないという。それだけにこの一戦にかける意気込みは並大抵ではない。「この先の春の勝負を考えたら、何とか賞金加算しないと」と指揮官も気合が入っている。
過去2戦は左回りのマイル戦。初の右回り、距離延長が課題になるが「モタれる面もないし、影響はないと思う」ときっぱり。初タイトル奪取で、クラシックの切符をつかむ。
提供:デイリースポーツ