「
日経新春杯・G2」(16日、中京)
勝負の年を迎えた。明け6歳となる
マイネルウィルトスが、22年こそはとタイトル奪取に燃える。21年は
札幌記念で
ソダシの4着、
アルゼンチン共和国杯も
オーソリティの2着に好走。宮師は「既にオープン特別は勝っている。何とか重賞を獲りたい」と意気込む。
前走のチャレンジCは6着に敗れたが、「この馬自身、走っていないことはない。緩急のある流れが合わなかった」と指揮官に悲観の色はない。着順だけで判断することなく、馬の成長を冷静に
ジャッジ。「最近は能力を出している。条件がかみ合えばチャンスはあると思う」と確かな地力強化を感じている。
中間の調整も順調だ。6日には、栗東CWで一番時計となる6F78秒2-36秒0-11秒6をマーク。3頭併せで楽々と最先着を果たした。「あれぐらい(時計は)出る馬だが、今は具合がいいね」と状態面に太鼓判を押す。
この馬を語る上で欠かせないのが、21年4月の
福島民報杯。超がつくほどの不良馬場を難なく克服し、越後路で圧勝劇を演じた。「この馬は“生き残りをかけたレース”が合う。ある程度、ペースが流れて消耗戦になれば」とトレーナー。力を要する今の中京芝は望むところ。ひと雨降れば、タイトル奪取の期待はさらに膨らむ。
提供:デイリースポーツ