16日に中山競馬場で行われる
京成杯(3歳・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
キングカメハメハ。次点で3回の
ハービンジャー、
ディープインパクトが続き、2回が
ハーツクライ、
バゴ、
ステイゴールドとなっている。
ハービンジャー産駒は[2-0-1-6]。15年
ベルーフ、16年
プロフェットの2頭が勝ち馬として名を連ねており、19年には
ヒンドゥタイムズが勝ち馬から0秒2差の3着に好走。3頭の人気は順番に3人気、5人気、7人気と妙味があることも特徴のひとつ。なお、同種牡馬は15年
京成杯で
JRA重賞初制覇を飾っている。今年は上位人気と目される
アライバルほか、
ロジハービンが出走予定。
エイシンフラッシュ産駒は[0-0-0-2]。内訳は18年に出走した
エイムアンドエンド(5人気10着)と
コスモイグナーツ(8人気11着)。
エイシンフラッシュ自身は10年
京成杯の勝ち馬となるが、近年は
キングカメハメハ含め、
Kingmambo系が勝ちあぐねている傾向は気になるところ。今年は
オニャンコポン、ルークスへリオスの2頭が該当する。
初出走となる
ジャスタウェイ産駒は
テンダンスが上位人気を担いそう。父系祖
父ハーツクライは13年
フェイムゲーム、21年
グラティアスと2頭の勝ち馬を出しており、
ジャスタウェイも中山芝2000mでは20年
ホープフルSを
ダノンザキッドが制するほか、
アドマイヤジャスタや
ヴェロックスが重賞での好走実績を持つ。
ロードカナロア産駒は[0-1-0-0]。産駒初出走となった昨年は
タイムトゥヘヴンが2人気2着と好走。先述したように
Kingmambo系種牡馬であることは気になるものの、今年は当該コースで行われた
中山金杯を
レッドガラン(父
ロードカナロア)が制していたことは追い風となりそう。今年は
ホウオウプレミアが出走を予定している。