ハートは熱く燃えている。
シルクロードSで
エーポスに騎乗する
亀田温心騎手(20)=栗東・北出。相棒にとってキャリア初の千二だったラピスラズリSを制し、勢いそのままに重賞獲りを狙う。
レースでは前走がテン乗りだったが、それまでの調教過程で距離が
フィットする感触があった。「前向きで力むところがあったので、千二、千四ぐらいと思っていた。初めての千二でも戸惑わなかったし、競馬がしやすい。2走目の今回は慣れて、もっと流れに乗れる」と戴冠に手応えをつかんでいる。「状態がいい。線の細かった馬がふっくらしたし、昨年休ませたことが成長につながった」。久々を使って上積みも十分だ。
成長を描くのは鞍上も同じ。デビュー2年目を迎えた21年は、
レイハリアで葵S、キーンランドCと重賞2勝をマークした。騎手課程35期生は、亀田の他に、団野、斎藤、菅原明が重賞勝ちを収め、岩田望は昨年のリーディング6位と躍進する黄金世代。「自分も頑張らないと」。刺激を受け、高みを目指す。
エーポスは所属する北出厩舎の管理馬とあって思いもひとしお。「優しいし、厳しいけど、一番支えてくれるのが先生。一緒に結果を残せたらと思います」と力を込めた。
提供:デイリースポーツ