南アフリカにおけるシーズン前半の
ハイライトとなるG1ケイプタウンメット(芝2000m)が、29日に
ケニルワース競馬場で行われ、1番人気(2.8倍)に応えてコメッディーダン(牡5、父イルーシヴフォート)が優勝を飾った。
G1
チャンピオンズC(芝1800m)など3つのG1を制したキャプテンアメリカらがいるファミリー出身のコメッディーダン。2歳シーズン終盤にデビューすると、無傷の4連勝でG3ポリテイシャンS(芝1800m)を制し重賞初制覇。続くG2ワールドスポーツ
ベッティングギニーズ(芝1600m)で
ラインバッカーの3着に敗れ連勝がストップ。さらにG1デイリーニュース2000(芝2000m)も
ラインバッカーの3着に終ったが、昨季の最終戦となった、南アフリカのシーズン掉尾を飾るG1ダーバン
ジュライ(芝2200m)を制し、G1初制覇を果していた。
今季初戦となった
ケニルワースの条件戦(芝1600m)が3着、前走G1クイーンズプレート(芝1600m)が
ジェットダークの2着となって臨んだのが、29日のG1ケイプタウンメットだった。
レース前半は4番手内埒沿いを追走したコメッディーダンが、直線残り500mを切った辺りで先頭へ。その後、左右にふらつく悪癖を見せながらも、
ジェットダーク(牡5、父トリッピ)、
ラインバッカー(セ5、父キャプテンオヴオール)らの追撃を振り切り、3/4馬身差の優勝を飾った。
(文:合田直弘)