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【東京新聞杯展望】1番人気不振のマイル重賞、あの馬の巻き返しを期待

  • 2022年02月02日(水) 06時00分
 過去10年間で1番人気はわずか1連対。ワンターンの広いコースで行われるということもあり実績馬が順当に上位争いをしてくる決着を想定してしまいがちだが、必ずしもそうなっていないところがこのレースの難しさと言える。

1.長い距離にも対応できる馬

 マイル路線に乗ってくる馬は、スタミナもあって多少長い距離にも対応できるタイプとスピード優勢でマイル以下に適性があるタイプに大別できるが、近年のこのレースにおいてはカラテシャドウディーヴァリスグラシューブラックスピネルスマートレイアーなど前者の方が活躍傾向にある。

2.高齢馬は苦戦しがち

 過去10年の成績を年齢別にみてみると、4歳馬は複勝率29.7%、5歳馬は30.2%なのに対し、6歳馬は12.5%、7歳馬は7.7%。特に7歳以上のベテランは苦戦しており、若い馬を中心視するのが良さそう。

3.前走右回りが優勢

 開催日程などの関係で出走数に偏りはあるが、過去10年で前走右回りだった馬は[10-8-10-86]で複勝率24.6%なのに対し、前走左回りだった馬は[0-2-0-31]で複勝率6.1%しかない。86年以降でみても、東京は左回りなのにもかかわらず、前走左回りだった馬は1勝しかしていない。さらに、前走右回りは平均8.2番人気で平均7.9着なのに対し、前走左回りは平均7.8番人気で平均8.7着。

 マルターズディオサは前走のターコイズSで8着と人気を裏切る結果となったが、2着から0秒4差なら見直す余地はあるだろう。3歳時に2000mの紫苑Sを制すなどマイルより長い距離にも対応できるタイプの馬であり、前走より人気を落としそうなここで改めて期待したい。

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