2月12日(土)に東京競馬場、芝1600mで行われる
クイーンカップ。ここに出走を予定している
ベルクレスタ(栗東・
須貝尚介厩舎)がレースに向けた1週前追い切りを行っている。
CWの1回目ハローが終了した後、開場直後の追い切りも落ち着き、閑散とした馬場へ僚馬2頭とともに入場。馬場入りから2頭が併走、その後ろを
ベルクレスタが追走するという形だったが、1コーナーあたりでは少し行きたがる素振り。
これが2コーナーでも続いていて、この時は尻尾が大きく上がっていたので、かなり気持ちが入っていたように感じられる。向正面で尻尾は収まっていたが、頭は少し高い位置。終始行きたがっているという表現でもよいのかなという道中だった。
そして、3コーナーから4コーナーは外。しかも2頭が内を回っていて、かなりのロスがあるはずだったが、さすが重賞で連対実績がある馬という脚力を見せて、ラスト1F標識手前では一度追い抜く。
ただ、その後に2頭が追い出すと、追い抜いた差を詰められて、ゴールでは同入か遅れたかという感じ。時計は6F86.7〜5F69.1〜4F53.0〜3F37.3〜2F22.9〜1F11.3秒。ちなみに相手2頭のラストが11.1秒と11.2秒だったので、その分、詰められたという判定でよさそう。
動き自体は決して悪くないが、道中が遅い流れになっても、もう少しゆったりと走れるようになれば、更に高いパフォーマンスを発揮できそうな気はする。
(取材・文:井内利彰)