「
きさらぎ賞・G3」(6日、中京)
2カ月半の休養を挟んだ
ダンテスヴューが2日、栗東CWで
パワーアップした姿を披露。鞍上の指示に鋭い反応を示すと、併せた僚馬に追走併入を決め、上昇ムードを漂わせた。
見違える姿を披露した。
ダンテスヴューは川田を背に栗東CWで併せ馬を敢行。
ミント(3歳1勝クラス)を3馬身半ほど追い掛ける形でスタート。直線半ばまで馬なりのままだったが、鞍上が手を動かすとグンと加速。最後は僚馬と併入でゴールを駆け抜けた。
6F81秒6-37秒0-11秒6。2週連続でまたがった川田は「先週より、もう一つ良くなっていました」と上昇ムードを口にする。「去年の走れなかった東スポ杯(2歳S=4着)を思うと、馬が成長したと思います。前走は成長過程の中で、どうしてもトモが高くなってしまい、
バランスが崩れて走れませんでした。今は少し改善され、この馬本来の動きができつつあります」と着実な
パワーアップを感じ取っていた。
見守った友道師も「きょうはしまいだけ。(去年の)秋よりいい」と納得の成長カーブに目を細める。「去年は(
キングカメハメハ産駒なのに)
ディープインパクト産駒っぽい感じだったけど、だいぶキンカメっぽさが出てきた。前走はあれでも4着に来たし、やっぱり能力はあると思う」とうなずいた。
1月に中京で行われた
日経新春杯で、1歳上の半兄
ヨーホーレイクが重賞初V。自身も今回と同舞台で未勝利戦を勝ち上がったように、適性は高い。「ヨーホーと同じで長くいい脚を使えるのがいい。何とか賞金を稼ぎたいね」。指揮官の視線の先には春の大舞台。まずはタイトルを手中に収め、クラシックロードをまい進する。
提供:デイリースポーツ