「西日本交流重賞・白鷺賞」(3日、姫路)
開催最終日の11Rで行われ、ジンギが圧勝で連覇を達成した。単勝1・0倍と絶対の信頼を集めた1番人気は、難なく逃げ切って重賞9勝目。2着は中団から追い込んだ5番人気の
アワジノサクラ、3着には2番手で終始追走だった3番人気の
エイシンイナズマが入った。
2年連続
年度代表馬として、ジンギが“現役兵庫最強馬”の称号にふさわしい勝ち方をした。ゆっくりとしたペースで余裕の逃げ切り。2着と7馬身差は昨年と同じ。管理する橋本明師は「精神的に大人になった。レースまでに無駄な力を使わなくなった」と愛馬の成長をほめた。
断トツの人気に、さすがの名手・
田中学も緊張。「勝って当たり前。ゲートさえクリアできれば、何とでもできる」と相棒を信頼して臨んだ。3角からスパートすると後続との差は広がる一方。「休み明けでズブかったが、底力ですね」とあきれるほどだった。
今後は「交流重賞で勝つという期待に応えたい」と指揮官。次走は昨年同様に
名古屋大賞典・Jpn3(3月10日・名古屋)に挑む。前回の4着は地方馬最先着だったが、JRA勢に上位独占を許した。「去年は全力の結果。今年はそれ以上の着順を」。ジンギにとって2022年は“地方最強馬”を目指す戦いになる。
提供:デイリースポーツ