クラシックの優先出走権がないGIIIではあるものの毎年のように活躍馬が出ている一戦。近年だと
アカイトリノムスメ、
マジックキャッスル、
クロノジェネシス、
アエロリット、
メジャーエンブレム、
ミッキークイーンがこのレースを連対している。
1.前走新馬・未勝利は苦戦
過去10年の連対馬20頭中、17頭は前走がオープンクラスか1勝クラス(500万下)の馬だった。前走が新馬か未勝利戦だった馬は[0-3-3-33]で複勝率15.4%と不振気味。
2.構えすぎると届かない
同舞台で行われる2歳秋の
アルテミスSでは差し追い込みがしばしば決まるが、3歳になって成長したメンバーで行われるこのレースでは、簡単には前が止まらない。過去10年で4角3番手以内だった馬が5勝しており、最速の上がりを使った馬の勝利は1度しかない。
3.余裕のあるローテ
過去10年で中4週以上だった馬が9勝。全体でも[9-8-9-78]で複勝率は25.0%ある。対して、中3週以内の馬は[1-2-2-40]で複勝率11.1%。
モズゴールドバレルは前走の
シンザン記念で6着に敗れたが、差し馬が多く台頭してきた流れの中で4角3番手からよく粘っており内容自体は上々。重賞も2度目で、かつ牝馬限定戦に替わるここなら前進を期待できるだろう。