「
デイリー杯クイーンC・G3」(12日、東京)
ドゥラメンテ産駒の素質馬
スターズオンアースが重賞初Vを狙う。未勝利戦を1分47秒3の好時計でV。次戦の
赤松賞は3着に敗れたものの、重賞初挑戦となった前走の
フェアリーSで2着となり、素質の高さを示した。
前走は直線で進路を確保できず、内の狭いところを突く形に。高柳瑞師は「折り合いはついていたし、脚は使ってくれた。ただ、抜け出してからはもたれるところを見せましたから」と説明する。ロスがありながらも首差2着に来たのは、能力の高さゆえだ。
中間は前走で見つかった課題の改善に努めた。師は「右の口でハミを強くかむような面が見られたので、修正しながら調整しました。そこは良化してますね」とうなずく。1週前追い切りは美浦Wで併せ馬を行い、しまい重点ながら素軽い動きを披露。いい感じに仕上がっている。
今回は未勝利戦を制した府中。「経験のある東京はいいと思いますよ」とプラスに捉える。過去3年で19年
クロノジェネシス、21年
アカイトリノムスメとのちのG1馬を輩出した出世レース。Vをつかみ、クラシックへの道を切り開く。
提供:デイリースポーツ