JRA騎手課程38期生の卒業式が8日、千葉県白井市の競馬学校で行われた。同日、新規騎手免許の合格者も発表され、女子の
今村聖奈さん(18)ら卒業生9人が合格。また、
小牧太騎手(54)=栗東・フリー=を父に持つ
小牧加矢太さん(25)も障害免許を取得。3月から障害専門騎手としてデビューする。
憧れに一歩近づいた。
今村聖奈さんは01年
中山大障害を制した元JRA騎手の父・康成さん(現調教助手)に憧れて競馬界へ飛び込んだ。「父の背中を追っている間に馬の魅力を感じるようになって騎手を目指しました。ようやくスター
トラインに立てるんだと思っています」と意気込みを口にした。
今後は栗東・寺島厩舎の所属騎手として、3月のデビューへ万全の準備を整える。「
幸英明騎手のような常に謙虚な姿勢を見習い、
福永祐一騎手のように常に探求心を抱いて馬と向き合い、
武豊騎手のようにたくさんの人から応援され、尊敬される騎手になりたい」と力を込めた。
藤田菜七子、
古川奈穂、
永島まなみに続く現役4人目の女性騎手。「目の前のチャンスを少しでも自分のものにして、日々精進していきたいです」。活躍した父、目標とする騎手に追いつき追い越すべく努力を続けていく。
提供:デイリースポーツ