共同通信杯に管理馬を登録している14人の調教師のうち、2016年以降の東京芝1800mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。
共同通信杯で馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
大竹正博調教師。集計期間内に東京芝1800mで7勝を挙げ、複勝率41.0%。複勝回収率も88%と水準以上の数字だ。重賞に絞ると[3-0-1-2]と好調で、
ルージュバックで16年の
エプソムCと
毎日王冠を、
ザダルで21年の
エプソムCを勝利している。
今年は
アバンチュリエが出走予定。デビューから3戦全てで上がり最速を記録している切れ者だ。ゲートの悪さが弱点だが、逆に言えば、五分にゲートを出られれば、更なるパフォーマンスアップが見込める。
2位は
鹿戸雄一調教師。集計期間内に東京芝1800mで13勝を挙げ、複勝率37.1%。複勝回収率103%とプラスになっている。好走率と回収率の
バランスが良く、馬券的にはとても頼りになる存在だ。
今年は
サンストックトンで
共同通信杯連覇を狙う。前走はスタート後に寄られて位置を悪くしてしまった。あれが能力ではないだろう。本来、先行力も備えた馬なので、展開利を生かした食い込みがあっても不思議ではない。
第1位に輝いたのは
木村哲也調教師。集計期間内に東京芝1800mで16勝を挙げ、複勝率44.7%。複勝回収率85%も、
藤沢和雄厩舎が75%、堀厩舎が71%であることを勘案すれば、悪くない数字と言えよう。注目すべきは、16勝全てが3番人気に支持された時のものだということ。1〜3番人気では[16-7-6-15]の複勝率65.9%、複勝回収率105%と驚異的な数字となっている。
今年は
ジオグリフが出走予定。前走は初のマイル戦で後方からのレースを強いられたが、上がり最速の脚で5着まで押し上げた。今回、上位人気が濃厚なだけに、前記の傾向からも、まず好勝負になるだろう。