2月27日(日)に中山競馬場、芝1800mで行われる
中山記念。ここへ
マイルCS3着以来の休み明けで出走を予定している
ダノンザキッド(栗東・安田隆行厩舎)が、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した直後のCWへ、
川田将雅騎手を背に入場。
ダイアトニックを追走する内容だったが、1コーナーを回っていくところで2馬身ちょっと後ろの位置に付けて、その差を保ったまま、向正面へと入っていく。
さあ、3コーナーというところで馬も気持ちが入ったのか、かなり行きっぷりが良くなって、ジョッキーがガッチリと抑えたので、ここで頭を上げるような仕草が見られたが、折り合いを欠くというわけではなく、しっかり我慢しなさいと教えられるようなコンタクト。よって、その後はスムーズに前を追走する形で最後の直線に向いた。
内から1馬身くらいのところまで差を詰めたのが、ちょうど残り300mのあたり。そこからは少しずつ前との差を詰めて、ラスト1F標識手前で促されると、前に並びかけていった。ゴールでは同入か少し前へ出ているかなという勢いでのフィニッシュだった。
時計は6F82.5〜5F67.1〜4F52.4〜3F37.0〜2F22.4〜1F11.0秒。ちなみにラスト1Fはこの日の最速ラップをマーク。まだまだ余力がある状態でこの動きだから、今の状態でどんなレースを見せてくれるか、本当に楽しみ。
(取材・文:井内利彰)