小倉大賞典に管理馬を登録している18人の調教師のうち、2016年以降の小倉芝1800mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。
小倉大賞典で馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
中内田充正調教師。集計期間内に小倉芝1800mで8勝を挙げ、複勝率50.0%。34回出走して26回までもが1〜2番人気に支持されており、7番人気以下での出走はゼロ。過剰人気傾向があるため複勝回収率77%にとどまっているが、それでも、これだけ好走率が高ければ無視は出来ない。
今年は
ヴェロックスが出走予定。20年の
小倉大賞典では1番人気を裏切る9着に敗れるなど、クラシックでの輝きを取り戻せないでいる。とはいえ、近走でも着差は僅かなので、人気を落としそうなここで、復活に賭けてみるのも面白そうだ。
2位は
杉山晴紀調教師。集計期間内に小倉芝1800mで5勝を挙げ、複勝率39.0%。複勝回収率は驚異の260%となっている。19年の
テイエムマイスターの激走によって跳ね上がった数字ではあるが、20年の
小倉記念(小倉芝2000m)を10番人気の
アールスターで制したこともあるように、小倉の芝中距離を得意としているのは間違いない。
今年は
アリーヴォ、
アールスターが出走予定。
アリーヴォは小倉芝で4戦4勝という現役屈指のコース巧者。
アールスターも前述の通り、当地で重賞勝ちがあり、どちらもチャンスは十分あるだろう。
第1位に輝いたのは
池江泰寿調教師。集計期間内に小倉芝1800mで12勝を挙げ、複勝率50.7%。あまり小倉芝1800mという印象のない厩舎だが、2回に1回以上の確率で馬券に絡んでおり、文句なしの得意コースと言える。ただし、2020年以降に絞ると複勝率38.1%、複勝回収率57%と数字が落ちてしまっている点は注意が必要だ。
今年は
アイスバブル、
サトノアーサーが出走予定。ともに近況は一息だが、重賞でも通用する能力は秘めている。厩舎のコース相性も味方に、波乱を演出したいところだ。